面接での笑顔の重要性

人は笑顔になると『ドーパミン』という成分が分泌され、心地良い気分になり、リラックスした状態になります。相手も笑顔の人を見ると同じようにドーパミンが出て、楽しい気持ちになり、相手に好感を持ちやすくなる効果があるようです。

自然な笑顔の作り方は、

  • 『目もとは三日月目』
  • 『口角を上げる「い」の口元が、基本』

が基本になります。
ただし、面接官の質問を聞いているときなどは『歯を見せない笑顔』にしましょう。面接当日に、突然『自然で好印象を与えることができる笑顔』を作ることは難しいので、面接までに笑顔の練習をすることがおすすめです。

自然な笑顔の練習方法

■口を母音の『イ』の形にする。

自然な笑顔に見せるためには、口の形が母音の『イ』になることが大切です。
『イ』と伸ばす音を出すイメージで、唇を横に開き口角を上げるといいでしょう。一日のうちで笑う時間はそう多くはありません。
自然な笑顔を身につけるためには練習も必要です。口のまわりには表情筋があります。この筋肉を鍛えることで、表情が明るくすることができます。
意識して、口角を上げることを心がける習慣を身に着けると、日常的に自然な笑顔を作ることができるようになります。

■割り箸トレーニング

割り箸を割らずに横にして口にくわえ、しっかりとかみしめた状態を30秒キープ。その際、唇が割り箸になるべく触れないようにします。
割り箸をくわえたまま、今度は口角を上げ、目元も笑顔になるようして10秒キープします。歯が見えるくらい口を大きく横にあけましょう。
これを1日に1回、継続してトレーニングします。継続することで自然な笑顔をつくることができるようになります。

■目のトレーニング

目元に余分な脂肪がついているといきいきした目の表情が失われてしまいます。目元の筋肉を鍛えて余分な脂肪を取り除き、むくみやたるみを改善することが大切です。そのためのトレーニングは、まず人差し指で眉を親指で頬骨を抑えます。そのまま目をゆっくりと閉じます。3秒間その状態をキープした後、ゆっくりと元の状態に戻します。

真剣な表情が必要な時は?

自己PRなどで過去の苦労したことを話すときや希望する会社への熱い思いを伝えるときなどは真剣な表情が良いでしょう。 このようなときまで、笑顔で話すとその話の重さが相手に伝わらなくなってしまいます。笑顔になるときと真剣な表情でいるときとのメリハリをつけることが大切です。その場の雰囲気にあった表情を心がけることを忘れないようにしましょう。

まとめ

笑顔はもちろん大切です。ただ、自然体でいることも大切です。無理やり笑顔を作ろうとしすぎると逆に不自然になってしまいますし、笑顔を作ることに意識しすぎることで面接に集中できなくなり、面接官との会話の内容が不十分なものになってしまう可能性もあります。
面接で緊張する方はたくさんいますが、『面接を楽しもう』『この会社でどうしても働きたい!』と思う気持ちで面接にのぞめば自然と笑顔になる頻度も増えますし、笑顔ではなく真剣な表情をすべきときには自然とそのような表情になるはずです。
面接官はたくさんの人たちを相手にしてきたプロです。いつもと違う自分を作り演出しようとしても伝わってしまいます。それより『ありのままの自分』で勝負し、面接を楽しむ気持ちでのぞみましょう!