入り口から控え室まで…マナーを見られる場はたくさんあります

面接会場、企業の受付でのマナー

面接は会場や企業に入る前から始まっている、と考えて下さい。時間は指定された時間の5~10分前には到着するようにしておきましょう。遅刻は問題外ですが、あまり早すぎても相手を慌てさせてしまいます。

冬場はスーツの上にコートやマフラーを着用している人も多いでしょうが、入り口でコートなどは脱いで腕にかけてから入るのがマナーです。コートを脱いだら両肩の部分に手を入れ、手首を返すようにクルリと返します。そしてコートの前部分と後ろ部分を重ね、二つ折りにして腕にかけると持ちやすく、椅子に座る際も簡単に畳んだり置いたりすることができますよ。
携帯電話の電源もここでオフにしておきます。

受付担当がいる企業の場合は、その人達にも見られているという意識を忘れずに、誠実な対応をしましょう。案内をしてもらったらきちんとお礼を言うようにすると、さりげなくポイントアップしますよ。

面接の場での「上座」と「下座」のマナーは?

受付担当の人に案内をされて「こちらでお待ち下さい」と、テーブルと椅子が用意された控え室に案内されたとします。こういった場合、どこに座るのが正解でしょう。特に「こちらにかけてお待ち下さい」といった指定が無い場合は、ドアの近くにある「下座」に座ります。一般的な面接マナーとして、上座に座るのは面接官、下座は応募者です。
上座と下座についてはわかりにくい場合も多いのですが、基本的に出入り口に近い席が下座だと覚え、そこに座るようにしておくと良いでしょう。

入退室のマナー、覚えていますか?

ドアのノック、開け閉めで面接マナーを見られている?

面接官が待っている部屋へ入室する際、ドアのノックは何回?
「そんなことまで決まっているの?!」と思うかもしれませんね。正解は3回です。何となくノックは2回、といったイメージがある人も多いでしょうが、実は2回は「トイレノック」という、トイレでの空室確認のためのノックなのです。面接の場ではノックは3回、と覚えておきましょう。

またドアの開け閉め。こちらでもマナーが見られます。静かに開け閉めするのは当然ですが、つい後ろ手でドアを閉めていませんか?これも実はマナー違反と取られます。

ドアの開け閉めは体をドアの方へ向けて行いましょう。改めて面接官の方をむき直して一礼、椅子まで歩いて行って、改めて「○○です。本日はよろしくお願いします」と挨拶をするのがマナーです。

勝手に座るのはマナー違反!

やる人はいないと思いますが、面接官が「どうぞ、かけてください」と声をかけるまでは勝手に着席してはいけません。
手に持ったバッグや荷物は椅子の横に置きます。コートなどを持っている場合は、荷物の上に置くか椅子の背もたれにかけても構いませんよ。

面接が終わったら?最後まで気を抜かないで!

「面接をして頂いて、ありがとうございました」

「これで面接を終了します」と告げられたら、その場で立ち上がり「本日はお忙しい中、ありがとうございました」と挨拶をしましょう。面接官は忙しい業務の合間を縫って面接をしています。まずはそのことにお礼を言う姿勢を忘れないようにしましょう。

建物を出ても気を抜かない

企業の中には外まで見送りをしてくれるところもありますので、冬場は建物が見えなくなるまでコートを着るのは我慢しましょう。入り口まで見送ってくれた場合は、その場でもお礼を言うのを忘れないようにして下さいね。

面接の心構え、きちんとできていますか?

相手の目を見て笑顔を忘れずに

面接は誰しも緊張しています。中には面接の受け答えを丸暗記して、台詞を言うように答えを述べている人もいます。
自分のことに置き換えると分かりやすいと思いますが、仏頂面で棒読みの受け答えをする人と、笑顔で感情を込めて話をしている人。どちらに好感を持てますか?面接の場でも同じです。
どうか笑顔を忘れず、相手の目を見て話をしましょう。

マイナスの感情はNG!

上記で「感情を込めて…」と紹介しましたが、中には感情が高ぶって涙ぐんだり、前職の待遇について愚痴を述べてしまう人もいます。前職に対する恨み節を面接官の前で言うのは筋違いですし、間違っても良い印象にはなりません。
大切なことは過去よりも未来です。前職の恨みは面接の場では封印して、得られたこと、次で活かしたいことなど、前向きな発言を心がけるようにしましょう。

社会人としてのルールを遵守する事が大切

面接の場で必要なマナーや心構えについて紹介しました。面接はマナーや決めごとが多くてうんざりするかもしれませんが、社会人としてのルールを遵守することも大切です。
面接への心構えを忘れず、マナーを守って内定を勝ち取って下さいね!

何度やってもダメな面接はプロに相談がおすすめ!

どんな面接対策をおこなっても、面接で落とされるという人は、一度プロに見てもらう事をおすすめします。
プロと言っても転職エージェントのサービスを利用すれば、無料で相談する事が可能です。もし転職エージェントの利用がまだの人は、是非、以下のおすすめの転職エージェントサービスに登録して、転職のプロに相談してみてください。