面接でブランク期間について聞かれたら

・ブランク期間は面接で必ず聞かれます

履歴書の職歴欄に数か月の空欄がある…仕事の内定がなかなか取れなくて、この期間について突っ込まれたらイヤだなあ…と考えている人もいることでしょう。 始めにお伝えしておきますが、このブランク期間はほとんどの面接の場面において聞かれる質問だということを覚悟しておきましょう。 逆に言うと、必ず聞かれる質問だということでしっかりと対策をしておけば、ブランク期間でも決してマイナス評価にならないということです。

・実際のところ、何をしていました?

ブランク期間の間について問われ「いえ、特に何もせず遊んでいました」と答える人はまずいないでしょう。
手に職を付けるため職業訓練に通っていた、就職セミナーなどに積極的に参加していた、中には前職が忙しすぎたために旅行をしていたり趣味に没頭していた、という人もいるでしょう。

ブランク期間も言い方によって評価は変わります。ポイントは「転職に向けて前向きに進んでいた」ということをアピールすることです。
旅行をしていたのであれば、その旅行で何を得て、どうして志望する企業で働きたいと感じたのか、関連づけて話をすれば、ブランク期間の旅行は前に進むために必要なことだった、ということになりますね。

・ブランクはポジティブに考えましょう

ブランク期間は資格取得の勉強をした訳でもない、ただ無為に過ごしてしまった…と暗い顔をしている人もいます。本当にそうでしょうか。 過去の日記やSNSなど、自分の記録したものを読み返してみて下さい。何かしら行動をしているでしょう。
本をたくさん読んだのであれば、企業に入るための知識を習得していた、おいしいものを食べに行ったのであれば、流行を知るための情報収集をしていた。 こういった感じで、ブランクをポジティブにとらえて考えてみましょう。
長い人生の内、何度かは履歴書に書けない空白の時間もあります。それを「ただのムダな時間」ととらえるか、「有意義に前進していた」ととらえるかは、あなた次第ですよ!

ブランク期間のベスト回答は?

・病気療養をしていたときは?

病気療養をしていたときは正直に伝えて構いません。「今現在は業務に支障がない」ということと「療養していたときも、前に進むためにどういったことをしていたのか」を考えてみるようにしてみましょう。

・資格取得の勉強をしていたとき

証明できる資格を取得した、という人は全面的にアピールをするチャンスです。取得した資格が志望する企業にどのように活かせると考えたのかを話せば、「ブランク期間もしっかり考えて行動していたのだな」と理解してもらえます。

・フリーター、派遣など仕事をしていた

アルバイトやパートでも、仕事をしていたということは立派な実績ですので、恥ずべきことではありません。 「どうして正社員ではなく、アルバイトや派遣といった働き方を選んだのか」を伝えるようにしましょう。
希望している職種は未経験で就職することができなかったので、まずは派遣で経験を積んだ、資格取得の勉強と両立するためにアルバイトを選んだ… 考えればたくさんの理由がありますよね。

・旅行に行っていた、遊んでいた場合は?

上記でも紹介しましたが、旅行をしていた、遊んでいた場合も言い方を変えて伝えれば決してマイナス評価にはなりません。 「自分の知らない業種のことを知るために、色々な人の話を聞いて見識を深めました」。こんな言い方をすれば、ただ「遊んでいた」よりもポジティブになりますよね。

他にも「ブランク期間に○冊の本を読んで自分が働きたい業種や職種の知識を深めました」など、具体的な数や数字をアピールすれば面接官の評価も良いものになることでしょう。

これを言ったら不採用?ブランク期間のNG回答とは

・嘘の経歴を言う

自分をよく見せるために嘘の経歴を言うのはNGです。少し調べれば嘘はバレてしまいますし、採用されたとしてもさらに嘘を重ねてしまうことになるかもしれません。 嘘がバレると最悪の場合、解雇となることもありますので、くれぐれも嘘は言わないようにしておきましょう。

・内定が決まらなかったので…

「内定がなかなか決まらなかったので」と答える人がいますが、この回答では「他で断られているということは、本人に何か問題があるのでは」といった印象を与えてしまう可能性があります。

ポイントは「自分の意思で転職先を選んでいる」ということをアピールすることです。同じ事実でも言い方ひとつ変えるだけで印象は全く違ったものになります。受動的ではなく、自分の意思で転職活動をしているというアピールを忘れないようにしましょう。

まとめ

面接試験で聞かれる可能性が高い、ブランク期間への回答の仕方やNG回答について紹介しました。
一般的に離職期間は3ヶ月程度だと言われ、それ以降になると不利になると考えられています。 ブランク期間は言い方によって印象が違ったものになりますので、ぜひあなただけの言葉で、ブランク期間もポジティブな言い方に変えるようにしてみましょう。