英語での職務経歴書が必要な業種は?

・外資系企業

外資系企業は英文での職務経歴書が必須と言われます。ほとんどの場合は日本語と英語、両方の職務経歴書をセットで提出しなければいけません。 英語で書く場合も、日本語と同様簡潔で分かりやすい書類を目指しましょう。

・海外勤務がある業種

海外勤務があるような企業も、英語力を見るため、英語での職務経歴書提出を求める企業があります。 英語で職務経歴書を書くときは、日本語をそのまま英文に訳したような書類ではなく、海外ビジネスの常識も考慮した職務経歴書にする必要があります。

サンプルで見る英語で職務経歴書書く際のポイントは?

・英語の職務経歴書を見てみましょう

NAME
Address
City, Province
Postal Code
Telephone: Number
e-mail: address

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PROFILE(自己紹介)
OBJECTIVE(希望職種)

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WORK EXPERIENCE(職歴)
COMPANY NAME, City, Province or State    Date Started-Date Ended
Regional Sales Manager

Sales Management:
*
*
Marketing/Promotions:
*
*
Staff Coaching/Development:
*
*
Account Management:
*
*
Client Relations:
*
*

Continues…

Page Number, Tel: Number          Name —————————————————————————————————-
EDUCATION(学歴)
INSTITUTION NAME, City, Province or State   Date Started-Date Ended Degree, Diploma, Certificate-Specialization, Majors
INSTITUTION NAME, City, Province or State   Date Started-Date Ended Degree, Diploma, Certificate-Specialization, Majors
ACADEMIC ACHIEVEMENTS(学問業績)
Name of awards, scholarships *
*
PROFESSIONAL DEVELOPMENT(専門能力)
*
*
COMPUTER SKILLS(PCスキル)
*
*
PERSONAL SKILLS(個人スキル)
*
*
PROFESSIONAL ASSOCIATION(専門職団体)
Association Name, City, Province or State      Date Started-Date Ended Membership Title VOLUNTEER EXPERIENCE
(ボランティア経験)
NAME OF ORGANIZATION, City, Province or State  Date Started-Date Ended Job Title or Area worked INTERESTS/ACTIVITIES
(興味関心)
*
*
ADDITIONAL INFORMATION(その他)
*
*

References will be provided upon request

日本語の職務経歴書と同じで、自分のスキルや実績などをアピールしていきます。

1. 名前、連絡先
氏名は目立つよう、太字にするとパッと目にとまる書類になります。連絡先は携帯電話がベストですが、固定電話の番号を記載する場合は、日中に連絡の取れる番号も一緒に書くようにしておきましょう。
海外のルールに則り、日本の国番である「+81」をつけ、市外局番の先頭にある「0」は省略しておきましょう。 住所は日本の書き順と逆で「建物名・部屋番号・番地・町名・市町村・都道府県・国名」の順で記入します。
2. 自己紹介
簡単な自己紹介を記入します。自分のスキルや挑戦したいことなどを簡単にまとめましょう。
3. 希望職種
最近では英語の職務経歴書に希望職種について書く人は少なくなっているようです。 新卒者や今までの仕事とは違った職種に転職を希望する場合は、意思表明の意味で入れても構いません。
4. 職歴
基本的に、新しい職歴から順にさかのぼって記入していきましょう。全ての職歴を記載する必要はありません。応募企業に関係があると思われるものを4つほど書くようにして下さい。
会社名と勤務期間(○年、のみとする)、肩書き、業務内容や実績などを書きます。
今までの会社での肩書きがなかった、平社員だったという場合でも、英語の職務経歴書には職務に合うような肩書きを記すようにして下さい。「staff」はふさわしくありませんので「specialist」「assistant」などを使うようにしましょう。
5. 学歴
職歴と同じで、最終学歴からさかのぼって記入するようにして下さい。大学卒業が最終学歴の人は、日本の履歴書と違い、取得した学位を略称で書き、その後に大学名、所在地、卒業年を書くようにしましょう。

英語で職務経歴書を書く際の注意点は?

・英語の職務経歴書には必要のない項目
・性別
・年齢
・顔写真
・志望動機
・配偶者・子どもの有無
・家族構成
・健康状態
・退職理由
・志望動機

退職理由や志望動機などは、日本の職務経歴書にならってつい書いてしまいそうですが、英語で書く場合は必要ありません。反対に書いてしまうことで「マナーを知らない人」とマイナス評価となる可能性もありますので、特に注意して下さい。
また人によっては「学位取得年から年齢が分かる」とした理由から、入れなくても良いという意見もあります。この辺りは個人の判断で構いませんが、特に事情がない限りは、学位取得年を入れるようにしましょう。

・「謙遜は美徳」ではない?

日本では「謙遜は美徳」といった言葉もあるように、つい遠慮をしたり自分をへりくだったように言ってしまいますが、海外では額面通りにとられてしまう可能性も。
英語で職務経歴書を書く場合は、できることは積極的に「できる」と書いてしまいましょう。そのくらいの勢いがないと、内定を勝ち取ることは難しいかもしれませんよ。

・オリジナルの文面にしましょう

面倒だからと、インターネットにある例文をそのままコピー&ペーストして提出する人がいますが、この方法もNGです。面接で突っ込んだ内容を聞かれ冷や汗…といった事態は避けたいものですよね。
インターネット上の例文を参考にする程度でしたら構いませんが、必ず自分の文章にして、オリジナルの文面になるようにして下さい。

まとめ

英語で職務経歴書を書く際のポイントや注意点について紹介しました。海外への転勤が多い業種や外資系企業では英語が必須、とする企業がほとんどですよね。 ぜひ英語の職務経歴書にも手を抜かずに取り組んで、内定を勝ち取って下さい。

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