逆算して導き出す!転職活動のタイミングを決めるポイントとは?

行動力のある人の中には、「計画よりもまず行動」という人もいるかもしれません。
ですが、転職は自分だけで進められるものではなく、退職する会社・入社する会社の都合もスケジュールに大きくかかわってきます。
転職活動の流れをもとに、以下のポイントをおさえてスケジュールを逆算していきましょう。

  • 希望転職時期
  • 退職の意思表示から退職までの期間
  • 応募予定各社の採用スケジュール

その他転職準備として、転職への意思確認や企業調査が具体的に済んでいる人と、そうでない人では、準備にかかる時間のとり方も変わってくるかと思います。
現在の自分の状況、退職予定の会社、入社予定の会社の事情を考慮してスケジュール作成に取り組んでいきましょう。

現在の会社での退職時期を考える

企業によって繁忙期の時期がそれぞれ違います。一般的には1年の中で3月、9月、12月と決算の時期が繁忙期の会社が多いです。繁忙期やプロジェクト途中での退職はできるだけ避けたほうがよいでしょう。今までお世話になった会社への最低限の礼儀ではないでしょうか。
もちろん、転職のチャンスもあるので絶対とは言えませんが、ある程度コントロールできるのであれば調整した方がよいと思います。円満退職ではないケースでもいつどこで前の会社の方と会うかわからないので、できる限りの配慮をするほうがよいでしょう。

転職先を探すタイミング

現在働いている会社を退職するタイミングも考える必要がありますが、転職するにあたり求人が出やすくなるタイミングというのがあります。人事異動の時期である9月と2~3月が求人が増える時期となります。
特に3月は新卒が入る前に採用して、入社後まとめて研修をさせようと考えている会社もありますのでチャンスの時期です。
求人が多くなる時期に合わせて転職活動を始め、いつ決まってもいいように現在の仕事を整理しておきましょう。

転職の流れからよむ!転職活動開始から終了までの期間

転職活動にかかる期間は、一般的には3か月~半年程度だといわれています。
この期間は、希望の転職を叶えるために必要な期間となるため、「希望の転職先があれば」というような考え方の場合もっと長い期間の転職活動となる場合もあります。
その中で、なににどのくらいの時間をかけていけばいいのか、転職の流れにそって、各工程にかける期間を決めていきましょう。
ここでは特に、人によって違ってくる準備・応募~内定の部分について確認していきます。

<準備期間をしっかり確保しよう!>

転職活動のスケジュールを決めておく理由のひとつに、先延ばしになりがちなことにも時間の意識をもって、しっかりと取り組んでいくということがあげられます。
転職に対する意思が固まっていない場合や、方向性が決まっていない場合などには、多少長いと思ってもしっかりと準備に時間をとっていくことをおすすめします。
準備にかける期間は1~2週間程度と考えたいですが、複数社に同時応募する場合などは4週間程度とするなど、臨機応変にスケジューリングしていきましょう。

<応募~内定にかかる時間は企業によって違う!>

応募企業はスケジューリング段階で決まっている必要はありませんが、スケジュール感を確認するためにも、興味のある数社に絞って採用スケジュール例を確認してみるのも一つの方法です。
応募企業によっては応募から内定までが1週間という企業もありますが、説明会・適正試験や二次面接、三次面接がある企業では1か月以上かかる場合もあり、転職スケジュールに大きく影響してきます。
また、現職の就業状況と面接可能時間帯などがスケジュールに影響する場合もあります。

準備・応募~内定以外の部分では、退職願の提出時期や、転職に必要な事務手続きに必要な期間も決めておきたいですね。
このように、転職には思っているより時間がかかることを想定し、スケジュールをたてていきましょう。

失敗しない転職活動タイミングまとめ

転職活動で失敗しないためには、活動スタートのタイミングとスケジュールが重要であることを確認してきました。
それでは以下を意識しながら決めていきましょう。

  • 希望転職時期を決めよう
  • 退職が可能な時期を確認しよう
  • 転職にかかる期間は3か月~半年程度
  • 準備期間は1~2週間程度とっておこう
  • 採用スケジュールを確認しよう

以上、転職するにあたってのタイミングや段取りについてお話しました。いい転職先に巡り合えるかどうかはタイミングと情報収集が要となります。
やっと転職先が決まっても思い描いていた会社と違ったなど現実を知ることもあるでしょう。一度転職をするとくせになり、いやになったらまた転職すればいいと転職を繰り返してしまう傾向にあります。転職を考える際にはじっくりと先を見据えて、後悔のないように自分が求める道を十分に考えて行動しましょう。