働き方に違いがあるの

契約社員の場合、正社員と同等の業務を行う企業もあれば、アルバイトやパートのように補助する仕事のみを行う企業など、働き方は企業によって様々です。
それ以外には、どんな働き方の違いがあるかご紹介します。

・雇用期間
雇用期間が設けられるている契約を「有期契約」といいます。 契約社員は有期契約となりますが、正社員は期間を定めていない「長期契約」という契約条件が大きな違いです。 労働契約法によると、有期契約は60歳以上の専門知識を持つスペシャリストは最長5年間、それ以外は3年間が雇用期間です。 満了する企業に働きたい場合は企業側からの更新が必要ですが、1つの職場に縛られず様々な企業で経験を積めるメリットがあります。
・業務時間
正社員では全ての従業員に一律の業務時間を定めており、原則的にそれに従って働く必要があります。 一方、契約社員は雇用契約ごとに勤務時間を決定しているので、自分の私生活に合わせて業務時間を選択することが可能です。 業務時間については契約する企業によって異なるので、要確認しましょう。
・二重契約
正社員の場合、原則的に複数の企業と雇用契約を結ぶ二重契約は不可能です。 しかし、契約社員は他の企業との掛け持ちもできます。 ただし、どの企業で週何日働くかを契約時に明記する必要があります。 また企業によっては正社員と同等の条件で、二重契約できないこともあるので注意です。
・転勤
企業や業種などによっては、正社員には勤務地を限定しないで働く転勤があります。 契約社員の場合は基本的に、雇用契約で勤務地がしっかり書かれてあれば転勤はありません。 この点も勤務先への確認が大切です。

契約社員は正社員になれるのか

厚生労働省が2013年4月1日に、労働契約法の改正を施行しました。
それにより、契約社員が5年間以上勤務先で更新して働いた場合、希望者に限り無期限の労働契約へ移行することが可能となったのです。
このルールが適用されることにより、契約前に終了されてしまう「雇止め」の不安をなくして働くことができます。
このルールが適用されるのは、施行より5年後の2018年以降となるでしょう。
また、企業によっては英社員への登用もありますが、その際はどんな制度があるか把握し、さらに今まで実績があるかなど具体的な状況をしっかり聞くことが大切です。

契約社員に向いている人とは

・スキルアップを目指す
契約社員は業務内容が制限される場合もありますが、それは得意分野としてスキルアップに期待できます。 雇用期間が最長3年に定められているので1社に縛られることなく、様々な企業で経験を積んでいくことが可能です。
・家庭や趣味などを両立
業務時間が雇用契約ごとに異なるため、個人の都合に合わせて業務時間を設定できるメリットがあります。 ですから、子育てをしている方が仕事と家庭を両立したい時、普段の業務とは別の活動にも時間が欲しい時など、融通がきく働き方がしたい人に向いているでしょう。
・確実な責務を果たしたい
原則的に契約社員は正社員とは異なり、昇進がありません。 あっても、正社員よりも幅が狭いことが多いです。 職位や職責が変わらないことはある意味ではデメリットかもしれませんが、責任を負う度合いや仕事内容が変動するリスクを軽減することができます。 ただし、契約時に任された仕事をしっかり果たすことが求められ、それが契約更新に繋がることを理解しておきましょう。

目指す働き方を明確に

正社員と契約社員では、仕事内容などに大きな違いは無いことが多いものの、働き方に違いが出てきます。
自分の目指す働き方によって正社員と契約社員のどちらが合っているのか、働く前に明確にしておくことで転職での失敗を回避することができます。
ぜひどのような働き方をしたいのか、検討してみましょう。

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