自分の年収は高い?低い?業種別・職種別・年代別の平均年収から考える

自分の年収が高いのか低いのかは、誰しも気になるところではないでしょうか。また、転職活動をするにあたって、自分に年収アップの可能性があるのか、どの程度の年収が平均的なのかを知ることで、目標とする年収アップ額を決めることもできます。
自分の年収のポジションを知るには、マイナビエージェントが公開している業種別・職種別・年代別の平均年収が役に立ちます。マイナビエージェントが、20代から30代の自社の登録者の情報からまとめた統計です。希望する業種や職種の平均年収と自分の年収を比べて、将来のプランを考えてみましょう。20代から30代への年収の伸び率も要チェックです。

マイナビエージェントの年収アップの実績を大公開!

各年代において、マイナビエージェントで年収アップした人の割合と、年収アップ額の分布をお見せします。

●20代前半(20~24歳)

転職による年収の変化
年収アップ:44%
変わらない:27%
年収ダウン:24%、(不明:5%)

転職によって年収が据え置き~アップする人の割合が70%を超えるというのは、心強いデータといえます。

アップ額の内訳
1割未満:17%
1割~3割未満:19%
3割以上:7%

1割以上の年収アップを実現した人が、25%以上います。年収330万で、1割アップならば33万円、3割アップで約100万円に相当します。

●20代後半(25~29歳)

転職による年収の変化
年収アップ:47%
変わらない:21%
年収ダウン:31%

25歳頃は経験と将来性のバランスがとれていることから、転職先での高待遇が期待できると考えられます。

アップ額の内訳
1割未満:16%
1割~3割未満:23%
3割以上:8%

1割以上の年収アップを実現した人が、30%以上います。

●30代前半(30~34歳)

転職による年収の変化
年収アップ:45%
変わらない:22%
年収ダウン:33%

20代に比べると、年収アップの可能性はわずかに下がってはいますが、やはりダウンしなかった人が大きな割合を占めています。

アップ額の内訳
1割未満:14%
1割~3割未満:21%
3割以上:9%

1割以上の年収アップを実現した人が、30%以上います。

●30代後半(35~40歳)

転職による年収の変化
年収アップ:41%
変わらない:22%
年収ダウン:33%

仕事が円熟期となるこの年代では、転職市場で求められるようなスキルや実績を持っているかどうかで、年収のアップするかダウンするかに差がでる時期といえます。

アップ額の内訳
1割未満:16%
1割~3割未満:19%
3割以上:8%

40歳に近づくと転職によって管理職へとステップアップするケースがあり、大幅な年収アップの可能性もあります。

マイナビエージェントで年収アップ実現は難しいことではない!

データから、20代30代でマイナビエージェントを利用した人の40%以上が年収アップを実現、60~70%の人が年収が下がることがなかったことがわかります。
年収ダウンの理由の中には、年収よりも労働環境やキャリアチェンジを優先した事例や、焦って決めてしまったなどの事例も含まれています。そのような理由がない場合には、「転職による年収アップは比較的容易」とマイナビエージェントは結論付けています。
一方で、100万円以上のアップをするような人は、マイナビエージェント利用者では10%に満たないことも明らかになりました。口コミなどで公開されている年収アップ額は、平均25万円と大きくはないことも、知っておくとよいでしょう。

マイナビエージェントで年収ダウンの事例:なぜダウンした?

マイナビエージェントでの転職でダウンした理由には、次のような理由が挙げられています。

  • 残業の少ない環境を優先し、ワークライフバランスを重視した
  • 前職を早く辞めたため、転職を焦ってしまった
  • 大幅なキャリアチェンジにチャレンジし、経験のない業種に転職した
  • スキルが不足していた
  • 役職についたときの年収の伸び率が高く、数年後には現職よりも年収アップになる予定

転職活動がうまく行っていないケースと、将来を見据えたポジティブなケースの両方があることがわかります。

マイナビエージェントでは20代、30代で年収据え置き~アップする人が多くなっています。転職は年収がすべてではありません。また、転職してすぐは年収アップしなくとも、役職がつけば給与が上がることもあるなど、長い目で見たキャリアプランも必要です。