リクルートエージェントの転職支援サービス、数は多いけど質は低いって本当?

リクルートエージェント社を調べていく中でよく目にする評判は、「あまりいい案件を紹介してもらえなかった」という声です。
また、「希望と異なる案件を紹介された」という声も聞かれます。それでは、実際のところはどうなのでしょうか。

単刀直入に申し上げると、答えは「YES」です。
ただし誤解のないように補足をしておくと、紹介してもらえる案件は質が悪いものばかりではありませんし、リクルートエージェントを利用してよかったと語る人がいるのも事実です。この違いはどこからくるかというと、それはキャリアコンサルタントの質そのもの、もしくは相談者とキャリアコンサルタントのコミュニケーションに因るところが大きいのです。

リクルートエージェントを初めとするリクルートグループは、営業が強い事で非常に有名であり、また知名度も高い事から多くの従業員が所属しています。(キャリアコンサルタントの数は公表されていませんが、従業員数全体では3,000名近く在籍しているようです)その為、どうしても個々の質にばらつきが出てしまう事は、避けられないのです。
またリクルートグループは、会社の方針として基本的に3年を在籍期間の最長として、多くの場合は会社を去るケースが多い為、経験の浅い方が担当になるケースも少なくないという事が挙げられます。

以上が、質が低い案件が来る理由として挙げられることですが、だからと言って案件が豊富なリクルートエージェントの転職支援を受けない方がいいという事にはつながりません。
うまく活用する事ができれば、他にはない案件の紹介や強力な年収交渉といったバックアップを受けることができ、充実した転職活動を行う事が可能です。
それでは、どうすればよいのかをご紹介します。

いい転職支援を受ける為のポイント3つのポイント

充実した転職支援を受けるポイントは大きく3つあります。

一つ目、キャリアコンサルタントに自分の希望と熱意を十分に伝える

転職支援サービスは、キャリアコンサルタントと共に転職活動を進めていくことになります。
その為、相談者はサービスを利用するお客様ではなく、パートナーです。転職というプロジェクトを完遂するパートナーであれば、お互いにやる気を持って取り組む事が重要ですよね。
だからこそ、思いを伝える事、また、アピールできることを漏れなく伝えていく事が必要になります。リクルートエージェントのキャリアコンサルタントは確かに質の差がありますが、それでも企業に対する営業力は、やはり業界内でも頭一つ抜けたものがあります。その優秀な企業で磨かれたキャリアコンサルタントが、あなたの為に頑張ってくれることでしょう。

二つ目、対応を素早く

基本的に企業側は、キャリアコンサルタントを通しながらあなたの行動を見ています。
例えば、書類審査が通った次は面談希望日の設定となりますが、企業が連絡してきた当日、もしくは翌日には連絡がつく場合と、2~3日経ってから連絡が着く場合とでは、企業に与える印象が異なります。
また、キャリアコンサルタントとしてもすぐに連絡をくれる方は、それだけ気持ちが入っているという印象を持ちやすくなります。在職中の方は難しいかもしれませんが、休み時間等を活用してできるだけ素早く対応できるようにしましょう。

三つ目、キャリアコンサルタントを信用しきれない場合には、担当を変えてもらう

あなたが真面目に取り組んでいるのに、パートナーがその気持ちに応えてくれない、支援が弱いという事であれば、リクルートエージェント社に担当を変えてもらう事が可能です。
その場合は、問い合わせフォームから依頼することができます。ただし、担当変更はリクルートエージェント社の心証を悪くしかねない諸刃の剣でもあります。例えば担当者が定期的に案件を出してくれている場合は、納得いかない場合でも「なぜこの案件を出しているのか、どのように転職活動を進めようとしてくれているのか」という事を考えてみましょう。その上でどうしても納得できない場合には、一度、質問や相談をするとよいでしょう。そうした行動をとることで無用な摩擦を避けることができますし、誠実さを相手に伝えることにも繋がりますその上で、どうしても担当者の動きに満足できない時に限り、問い合わせをするとよいでしょう。

いい案件を紹介してもらえない、その時の対処法とは?

なかなかいい案件がこない、そうした場合にはこちらから案件を提案してみましょう。
転職支援サービスだからと言って、紹介された案件しか選べないという事ではありません。こちらから提案することも可能です。
転職支援サービスを利用するメリットには、年収交渉を強気にできるという側面もありますので、うまくすれば希望の企業に想定以上の年収で入社するという事も夢ではありません。自分でも企業を探し、積極的に提案するようにしましょう。

転職に向けてできることは全てやるべし。強い気持ちがいい案件を呼び込みます。

転職において最も大切なことは、強い気持ちを持つことです。基本的に、書類審査の通過率は20%程度、面接の通過率も高くて50%程度です。
その為、転職活動を続けていくうちに気持ちが沈んでしまう事もあるでしょう。

ですから、あらかじめ気持ちが落ちることを想定して、対策を練っておきましょう。身体を動かしてリフレッシュするのもよし、友人と会って話をするのもよいでしょう。

また、そうしたモチベーションについて相談できることも、転職支援のいいところです。特にリクルートエージェントは、30万件を超える実績から豊富な経験を積んでいます。
きっと、あなたの相談にも適切なアドバイスをもらえる事でしょう。そうして気持ちを切り替えたうえで、書類の書き方を学んだり面談の練習をしたりと、つまずいているポイントを解消してくことが重要です。