転職で良い企業を見つける方法

転職で良い企業を見つけるためには、主に求人票と面接での面接官のチェックが有効です。一見すると普通の求人票ですが、よく読むと抽象的な言葉ばかりが使われていて、肝心の給与や福利厚生などの待遇に関する話が詳しく書かれていないなどの場合はブラック企業である可能性が高いです。

良い企業の求人票とは?

ブラック企業の反対であるホワイト企業は、福利厚生が充実しているといいます。有給休暇や産休、育児休暇、家賃手当、通勤手当などがしっかり支払われる会社です。良い企業の求人票には、基本給や福利厚生に関する記述がしっかりとしています。その他にも、プライベートの時に利用できる施設がある場合も福利厚生が充実していると言えます。詳しくは求人票に書かれているので確認してみましょう。良い企業の求人には、曖昧な「夢」や「希望」、「やりがい」といった言葉を使っていないところがポイントです。

女性にとって良い企業とは?

女性は、「産休や育休を取得できる」「復職の支援が整っている」といった企業を探すと良いでしょう。産休や育休は、まだ全ての会社で理解が進んでいるというわけではありません。これらの支援が整っている企業は結婚や妊娠、育児などのライフイベントによって仕事をセーブしなければならない女性にとって働きやすい会社であることがわかります。

面接で面接官をチェックする

面接は、応募者側が面接官をチェックする場所でもあります。自己アピールも大切ですが、面接官の態度や質問に対する回答などのチェックも忘れないようにしましょう。ついつい緊張して自分を良く見せようとばかり張り切ってしまいがちですが、転職後に本当にあなたにとって良い会社かどうかを見極めるために、疑問に思う点はきちんと質問しましょう。

自分がエントリーする企業の求人情報はプリントアウト

悪い企業の中には、ネットの求人情報を後から変更してくるところもあります。自分がエントリーする予定の企業の求人情報は、プリントアウトしておくとブラック企業に就職するリスクが減るでしょう。面倒ですが、もしブラック企業に就職してしまった時の方が後々面倒なので、面倒臭がらず求人情報をプリントアウトして大切に保存しておきましょう。

就職四季報で良い企業かどうかを判断する

また、就職四季報と呼ばれる就職情報誌を読むことも良い企業かどうかをチェックするために有効です。就職四季報では、平均勤続年数や3年後の離職率、有給休暇取得率などをチェックすることができます。求人情報にはしっかりとした福利厚生が書かれてあっても、実際に入社したら有給休暇が取れないなんて場合はとても辛いですよね。リアルなデータでブラック企業かどうかを見極めましょう。

もし就職した後に違和感を感じたら

もし、万が一就職した後に以下のような違和感を感じたら、ブラック企業である可能性があります。

  • 人の出入りが激しい(大量採用や大量辞職が多い)
  • 残業代が支払われない
  • 長時間労働があたりまえ
  • 求人票では週休二日制のはずだったのに休みが取れない

少しでも違和感を感じたら、早めに地域の労働相談窓口や弁護士、労働組合などに相談しましょう。

各ステップでのチェックは怠らないように

少しでも良い企業に就職したいと考えることは当たり前のことです。しかし、求人情報の中には、平気で嘘をついて求職者を騙すような求人情報を出している企業がいることは確かです。ブラック企業かどうかを見抜き、良い企業に就職するためには、求人情報のチェックや面接でのチェックを怠らないようにしましょう。また、就職四季報などを利用してブラック企業かどうか見極める方法も有効です。