優良企業の定義について

優良企業は、人によって価値観や企業に求める条件が異なるので、細かい定義はないでしょう。
ですが、資金力や安定性が高い、待遇や収入が良いなどが主に優良企業に当てはまると言えます。
では、優良企業として一般的な定義を挙げてみます。

営業利益率が業界、または全産業よりも高い
優良企業として判断するためには、この要素が一番重要となります。営業利益率は業界や全産業よりも高いとなれば、安定している証拠と言えるでしょう。
そして、連続で黒字決算を出しているのであれば、ますます安定性が高く、高収入が望めると言えます。
新規参入の商品が少ない、将来的に続きそう
新規参入が少ないと、独自商品でビジネスをしているため、倒産へのリスクが減ると考えられます。
それが将来的にも産業として成り立っている業界であれば、ますます安全と言えるでしょう。
創業年数、固定の顧客がいる
創業年数から事業がどれほど発展しているか判断することができます。
そして、その長い間に固定の顧客がいれば、顧客がその企業に強い信頼を持っているあらわれだと判断することが可能です。

どのように優良企業を探すのか

実際に転職活動で優良企業を探す場合、どのような手段があるのかご紹介します。

転職エージェント
転職エージェントでは、大手企業など多くの企業と信頼関係を結び、たくさんの求人情報を提供しています。求人案件は比較的に好条件の優良企業が多いので、条件にマッチした求人を探すことができるでしょう。
また、企業の社風や方針などを一般的には得られにくい情報も把握しているため、気になる企業の情報を詳しく知ることができ、優良企業であるか判断できるメリットがあります。
そして、転職サイトとは異なり、一般的に公開していない非公開求人を取り扱っているのが転職エージェントの特徴です。
非公開求人は比較的競争率が低く、待遇が良いことがほとんどです。
転職エージェントで企業の情報を入手しつつ、非公開求人を活用すれば優良企業へと転職できる可能性が高いでしょう。
帝国データバンクを活用する
帝国データバンクと呼ばれる、企業の信頼度や企業基盤の情報など、企業を対象に信用情報を提供している機関です。
企業の信用情報を調べるには会社四季報もありますが、こちらの場合は上場企業が多いので、それ以上の企業を見つけるには不向きです。
しかし、帝国データバンクなら上場・未上場どちらの企業も信用情報から経営、財務データなどを調べることができます。
ネットでも調べることはできますが、料金がかかるので注意しましょう。しかし、大規模な図書館であれば都道府県別に「帝国データバンク会社年鑑」が置いてあり、それなら無料で見ることが可能です。
ビジネス雑誌を参考にする
ビジネス雑誌への取材を受けている企業から優良会社と判断することもできます。その理由は、業界でトップの企業や成長企業などの特集が多く、業績が不良な企業よりも業績が良い企業を取材対象にしていることが多いからです。
ビジネス誌は全国版もありますが、地方ごとにもあるので働くエリアに合わせて選びましょう。

まとめ

優良企業の基準は人によって様々ですが、長く働き続けられる環境や待遇が揃っている企業が優良企業であると考えられます。
優良企業の探し方はビジネス雑誌や信用調査企業などから自力で探す方法もあれば、転職エージェントに登録してサポートを受けながら探す方法もあるので、自分に合った方法で見つけましょう。